リーディングカンパニーに問う インターネットメディア時代に対応した新しいビジネスモデルを創造するDACがキャリアに求めるものとは? デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社 経営管理本部 人事部 貞岡 裕達 氏

沿革および事業内容について、またインターネット広告の概要について教えてください。

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社 ロゴ デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(DAC)は1996年12月に、当時の博報堂、旭通信社、第一企画、読売広告社など複数の大手広告会社が出資し、コンソーシアム体制の会社として設立されました。当時の広告業界では珍しかったコンソーシアム体制が注目され、日経新聞の1面に記事が掲載されたほどでした。
1996年当時は、まだインターネットそのものが普及しはじめたばかりで、インターネット広告というものがビジネスとして成り立つかどうかも分からない状況でしたが、順調に業績を伸ばし、創業5年目の2001年には当時のナスダック・ジャパン(現ヘラクレス)に上場を果たしました。
メディアレップという事業形態は、メディアと広告代理店の中間に位置するもので、DACは二つの役割を担っています。一つは、メディアの広告営業を代行することです。そして、もう一つは、大手広告代理店から出資を受けているという背景もあり、エージェンシーレップ、つまり広告代理店のインターネット部門の代行という側面もあります。


デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社 応接室 メディアレップの機能は、これまでのメディアであれば広告代理店のメディア部門やメディアの営業部門に集約される機能です。しかしインターネットは、非常に専門性が高くて複雑なメディアです。極端にいうと個人のホームページまで広告媒体になり得ますし、ひとつのポータルサイトでもそのトップページだけではなく、ページやサイトが多岐に渡り、しかもそこに掲載される広告の種類もサイズも様々です。そこで、メディアレップという業態の必要性が増しているのが現状です。
メディアレップの役割はこの先5年、10年と大きくなっていくと思います。メディアがこれだけ増えてくると、メディアはコンテンツ内容をより充実させることに注力していかなければなりませんし、広告代理店はこれだけ多様なインターネット広告を把握するのが困難な背景があります。その中で、我々の付加価値というのは非常に大きくなっていくと考えています。

創業以来、ずっと大切にしてきたもの、企業ポリシーといったものはありますか。

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社 エントランス ひとつはスピードです。インターネットの世界では、新しい商品やサービスを最初に提供することによってマジョリティをとりやすい傾向が強くあります。後追い・二番煎じではなかなか通用しない。真っ先にチャレンジしていかないと一番は取れない。そういう意味でスピード感覚がないとやっていけません。
もうひとつがバランス感覚です。我々の立ち位置は周囲がすべてお客様になるわけです。メディア・広告代理店のどちらかに無理を聞いてもらったら、次回にはしっかりとそのお返しをするといったバランスのあるやり方でないといけない。我々が目指すのは、広告代理店も我々もメディアも、すべてが「WIN」といえる「WIN−WIN−WIN」の関係を築いていくことですね。

転職者には実務においてどのような成果を求めますか。

現状の転職希望者の中に、インターネット広告の経験者というのはなかなかいらっしゃらないと思います。広告なりインターネット業界の経験がないと務まらないということはありません。当社の社員の9割程度が中途入社で、その半数以上はまったく異なる業種から転職しています。大切なのはインターネット広告に携わりたいという気持ちだと思います。
転職者に何か成果を期待するというよりは、インターネット広告の世界で何をやってみたいかという確固たるものを自分の中に持っていて欲しいですね。
それでも、当社の中でできることとできないことが出てくると思います。ただ今できないことと将来的にできないことは別です。簡単にあきらめないで欲しいですね。メディアと代理店の両方に向いているというのは、いろいろなことができる可能性・チャンスがあるということです。メディアレップという殻を飛び出して、インターネット広告の世界でどういうことができるのか、今DACグループも考えています。

では、何かをやろうと考えてDACに入ってくる人たちに、どんな資質が必要でしょうか。

デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社 経営管理本部 人事部 貞岡 裕達 氏  広告業界というのはコミュニケーション産業ともいえますので、コミュニケーション能力が仕事を左右するすべてといってもいい程です。ですから、コミュニケーション能力は持っていることが大前提で、スピード感覚とバランス感覚を持っている人ですね。
スピード感覚とは、仕事そのもののスピードや世の中の流れに適応していけることです。例えば数年前までリスティングやアフィリエイトなどの広告形態は誰も知らなかったのに、今や様々なインターネット広告手法の中でも確固たる地位を築くまでに伸びています。そういったスピードについていけないといけません。
バランス感覚は、一歩引ける人、譲れる人ということです。新規開拓にウエイトを置いていないので、当社にはガンガンの営業スタイルの方はあまり向いていないかもしれませんね。DACに入社する方には3年でインターネット広告のプロフェッショナルになって欲しいと考えています。しかし、我々はそこがゴールではなく、やっとそこから何かができるようになると考えています。当社の面白いところは、常に前へ進む姿勢があって自分自身が成長すれば、それが会社の成長、業界の成長につながるということが、ダイレクトに感じ取れることです。日々変化があり毎日が勉強ですが、それを楽しいと思えない方には難しい会社です。

求職者に対して厳しいお話でしたが、それをやり遂げれば得るものも大きいのですか。

最大のものは、自分自身の成長・業界の成長を肌で感じられることでしょう。それに、実力主義的な報酬体系も備えていますし、抜擢人事も行われています。
そのためにしっかりした人事評価を行っていますが、業界のスピードが速く新しい人もどんどん入ってくるので、人事制度が毎年変わっていってもいいと思っています。いつまでも同じ評価基準ではなく、その時々にベストな、従業員に最適な組織体制を作っていっていいと考えています。

最後に、現在もっとも人材を必要としているセクションについて聞かせてください。

現在、メディアサービス・テクノロジーサービス・オペレーションサービスという3本のビジネス領域があり、メディアや広告代理店に向けてインターネット広告提案を行うメディアサービスが売り上げの97%を占めています。やはり当社の主力事業であるメディアサービスを担っていただく、メディアプランナーを広く募集したいと思っております。

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